ZEH住宅のBELS（ベルス）とは？ZEHとの違いや申請するメリットを解説！
電気代を抑えることができ、サスティナブルな地球環境にも貢献できるZEH（ゼッチ）住宅を検討されている方も多いのではないでしょうか？
ZEH住宅は年間のエネルギー収支をゼロにすることで、地球や家計に優しい暮らしを叶えてくれますが、その性能を保証するために多くの基準が設けられています。
そのうちのひとつが「BELS（ベルス）」ですが、ZEHと言葉が似ているため、違いが分からない方も多くいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、BELSの概要とZEHとの違い、BELSを取得した住宅を購入するメリットをご紹介いたします。
BELSの概要とは？
BELSとは「建築物省エネルギー性能表示制度」のことで、Building-Housing Energy-efficiency Labeling Systemを略してBELSと呼んでいます。
BELSには星1から星5までの等級が用意されており、星の数が大きくなるほど、その住宅の省エネルギー性能が高くなります。
つまりBELSを取得している住宅であれば省エネルギー性能が高いため、電気代を抑えたり環境への負荷を減らすことができるのです。
また省エネルギー性能が星の数で分かりやすく可視化されているため、住宅に詳しくない方でも簡単に省エネルギー性能が高い住宅を選ぶことができます。
BELSの表示内容
BELSを取得した住宅は、認定された省エネルギー性能を示した「BELSプレート」を表示することが可能になります。
BELSプレートには、主に以下の5つのポイントが示されています。
- 星の数
- 基準一次エネルギー消費量に対する削減率
- 省エネ基準・誘導基準それぞれに対する建物のレベル
- 一次エネルギー消費量基準への適合可否
- 外皮基準値および適合可否
このうち住宅に詳しくない方でも分かりやすいのは、星の数と基準一次エネルギー消費量に対する削減率です。
先述したように、星の数が大きいほどその住宅の省エネ性能は高くなります。また基準一次エネルギー消費量に対する削減率は、省エネ基準で定められたエネルギー消費量からどれだけエネルギー消費量を削減できたかを示します。
つまりBELSで示された星の数とエネルギー削減率を見れば、どの程度省エネ性能が優れているか、簡単に把握できるのです。
・BELSとは、建築物省エネルギー性能表示制度のこと
・星1から星5までの等級があり、星の数が大きくなるほど省エネ性能が高い
・BELSに認定されている住宅を選べば、電気代の節約や地球環境への貢献ができる
BELSとZEHの違いとは？
ではそんなBELSとZEHには、どのような違いがあるのでしょうか？
先ほどご説明したように、BELSは住宅の省エネルギー性能を評価する「制度」のことです。そのためBELS住宅などの言葉は存在せず、あくまで制度そのものを指します。またZEH基準を満たしていることを、BELSで証明することも可能です。
一方でZEHの場合は、ZEH住宅を認定する「基準」だけでなく、その基準で認定された「住宅」のことも指します。そのためZEH基準やZEH住宅という用語があります。
以上のことから、BELSは住宅の省エネルギー性能全体を、ZEHはZEH基準やZEH住宅そのものを指していると考えると良いでしょう。
・BELSは住宅の省エネ性能を評価する「制度」のこと
・ZEHはZEH「住宅」そのものや、ZEH住宅を認定するための「基準」のこと
・BELSを取得することで、ZEH基準を満たしていることを証明できる
BELSを取得した住宅を購入するメリットとは？
それでは住宅を購入するうえで、BELSを取得した住宅を選ぶことは、どのようなメリットがあるのでしょうか？
BELSのメリット①：省エネ性能が分かりやすい
先ほども触れたように、BELSを取得した住宅にはその省エネ性能が表示されます。星1から星5までランク付けされるので、星の数を見るだけでも、その住宅の省エネ性能を把握することができるでしょう。
さらにエネルギー削減量や基準に適合しているかどうかも記載されているため、BELSを判断基準にすれば、知識が少なくても省エネ性能の高い住宅を選ぶことができます。
BELSのメリット②：信頼性が高い
住宅の省エネ性能を認証する基準は数多くありますが、なかには各住宅メーカーが独自に定めた基準も少なくありません。
一方でBELSの場合は「一般社団法人住宅性能評価・表示協会」という第三者機関によって評価・運用されています。
そのため独自の評価基準よりも信頼性が高く、客観的に省エネ性能の優れた住宅を購入できるでしょう。
BELSのメリット③：補助金を申請できる
現在、国ではZEH住宅の建築を推進しており、購入を支援する補助金制度も用意されています。
しかしZEHに関する補助金を利用するためには、購入する住宅がZEH基準を満たしていることの証明が必要です。
BELSの認定を受けている住宅であれば、補助金を申請する際の証明として活用できるので、間接的ですがコストの削減にも繋がるのです。
・BELSに認定された住宅は、省エネ性能が分かりやすい
・BELSは客観的に評価する制度なので、独自の基準よりも信頼性が高い
・BELSを取得していると、ZEH補助金の申請も可能
まとめ
BELSとは、住宅の省エネルギー性能を認定する制度のことで、星1から星5までのランクが存在します。
BELSを取得している住宅を選ぶことで、省エネルギー性能が保証された信頼性の高い住宅を選ぶことができるほか、条件を満たせばZEH住宅に関する補助金を受けることもできるでしょう。
私たち「みらいホーム」では、沖縄本島南部を中心に新築木造ZEH住宅の建築をおこなっています。またBELSの取得割合は100%となっているため、省エネルギー性能が保証された地球と家計に優しい住宅をご購入いただけます。
沖縄本島南部エリアで木造住宅やZEH住宅をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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